喜多方市は旧喜多方市に加え、熱塩加納村・高郷村・山都町・塩川町が加わった合併により、標高差で2,000m近い高低差を有します。阿賀川舟運の要衝から田園地帯、雄国山のなだらかな山容と湿原、夏も雪を湛える飯豊山などの多様な自然は喜多方市の誇る多様性に満ちた自然環境であり、山岳地帯と森林は豊かな水をもたらし、良質な農産物と酒・味噌などの食物を特産品として生み出しました。自然環境豊かな喜多方から人と自然の関わり、森の持つ役割について、市民が森林をめぐる植生・産物・習俗等に触れる機会を提供すると共に、新たな価値観を付加して全国へ発信します。
3つの視点からアーティスト、有識者を招き、地域資源を活用した滞在型の制作活動(アーティスト・イン・レジデンス)及びワークショップを実施します。
森を食べる
フードデザイナーと喜多方の食材・自然環境を学び親しみながら喜多方の森林に親しむ。
・中山晴奈…『STRIKE INTO THE WOODS』
森で作る
植物を素材に表現活動を続けているアーティスト・作品を通して地域の特徴を伝えるアーティストが、地域の人々と交流しながら樹木やさまざまな植物を用いて造形表現を行ったり、森を舞台に作品制作を行う。
・滝沢達史…『seou』
・村山修二郎…『植物の引力 −福島の地からつながる生命の鼓動−』
・やまもとあまよかしむ…『くさの王国』
森に暮らす
過疎が進行する山村でリサーチを重ね、課題を見いだしながら山村での暮らしの楽しさを発信する。
・岩間賢…『楚々木樂校』
この事業は福島県森林環境交付金を活用して実施しています。
活動期間 平成25年7月1日(月)~平成26年1月31日(金)
展示期間 平成25年10月26日(土)~11月10日(日)
展示場所 旧嶋新商店三十八間蔵
大和川酒蔵北方風土館
茶房「千」