滝沢 達史 【seou】
展示場所 旧嶋新商店三十八間蔵
(2号蔵)
森ものがたり 参加アーティスト
今、この椅子を福島・山形・新潟にまたがる飯豊山の山頂まで背負う。
先人の意思を、果たしてfukusimaの浄土まで「送る」ことができるのだろうか?重い椅子だ。水の記憶をたどりながら。



レポート1
飯豊山登山「seou」レポート1-5
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
「喜多方は豊かな水がめ」酒蔵の旦那がそうおっしゃっていました。喜多方は飯豊山の伏流水が豊かに湧き上がる水の都。その「水」をめぐって今回の「seou」プロジェクトは始まった。飯豊山の山岳信仰についても喜多方市文化課の小沢さんからレクチャーをしていただき、いざ飯豊山へ。
今年は山都川入の登山口が土砂災害のため封鎖。西会津の弥平四郎からのスタートとなる。なんせ私は初めての登山なので(メンバー3人とも)何もわからずついていくだけ…。最初の宿泊予定の祓川山荘へは駐車場からたったの20分。たったの???
めまいがした・・・。たった20分で・・・。平時の不摂生が祟っているのか・・・というか靴もリックもギッチギチででそれだけで滅入ってしまう。プラス荷物の重さで、全身汗だく!はかはかしながら山荘へ。山荘には水場がある。あるとは聞いていたけど「・・・」チロチロチロって・・・。
山荘に入ると・・・だよね・・電気なんか無いよね…。
2日目がどうなるとも知らずに・・・眠りに就くのでした。
レポート2




映像制作2日目(8月21日)
2,5㎞離れた職場にも自家用車を使う毎日を過ごしていた僕に「登山」はあまりにも無謀。どれだけの回数「ヘタレ」「弱音」を吐いたこと か。5時間山を歩くということが、どんなことか理解していなかった。カメラを持っていてもバックからカメラを出す気力さえ起きない。山の景色を味わう?そんな余裕はない!目の前の道しか見えない!やっとの思いで撮影した「水」の表情。「ヒコバエ」となるブナの巨木、沢の流れ、尾根まではまだまだ遠い。ペットボトルの水は・・・ない。
レポート3





:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
福島県の北西にそびえたつ「飯豊山」。やっとの思いで尾根へ出る。
尾根に出ると雲の動きがよくわかる。椅子を「背負う」若者2人は順調に映像制作。僕は相変わらず「ヘタレ」。
レポート4



今回心から見たかった「ブロッケン現象」を見ることができた。雲のスクリーンに映し出される自分の陰の周りに後輪が現れる。画像分かりづらいですがとりあえず!(三国山荘にて)
レポート5


:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利
:文責 福島県立博物館 主任学芸員 金澤文利